2011年12月29日

最近購入した本

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最近購入した本。ほぼ漫画に散財。

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つげ義春『漫画術<下>』

<上>は結構前に手に入れていたのだが、これで漸く上下が揃った。
作者自身が全作品を語るつげマニアの必須本。

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つげ忠男『きなこ屋のばあさん』

友人に貸したか何かで紛失したものを再度購入。
どうしようもない日陰者達ばかり出てくるのだが、
与太者のカップルが散々愚行を繰り返し、夜中にガラス瓶を投げ、
闇の奥でガシャンと割れる『与太』のラストシーンは何度観ても五感が痺れる。
兄の義春が解説で弟の漫画は暗いと言っているのに笑ってしまう。

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つげ忠男『無頼平野』

無頼平野は石井輝男監督の映画を大井武蔵野館に
観に行ったばかりで原作が気になっていたのだ。
主演が加勢大周で当時はイメージが全然違うと思ったものだが、
今となっては無頼であったのか。

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文藝別冊総特集『諸星大二郎』

これは最近出版されたもので、本人のロングインタビューは勿論、
細野さんのインタビューまである。諸星マニアなら迷わず購入せよ。

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式場隆三郎ほか『定本・二笑亭綺

何度となく読んでいる松山巌『乱歩と東京』の中でも
二笑亭の話に興味を惹かれ、唯一その建物の事を記した
本書が欲しいと思っていたのだが、絶版の憂き目になり、
今回定価の3倍の値段で購入。高くついたが満足の行く内容。


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2010年9月 3日

お前は俺か!

BUCK-TICK今井寿氏のブログより
http://blog.buck-tick.com/blog/?p=2094

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自分の本棚かと思った。。。

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2010年4月17日

最近購入したものなど

隔週刊【東宝特撮映画DVDコレクション】で
漸く『マタンゴ』が発売されたので手に入れた。
1刊目のゴジラは箱を破壊しないとDVDが取り出せなかったが、
15刊目ともなると、すんなり取り出せる様になっていた。
なんだかんだで一番恐ろしいのは人間の欲というお話。

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ドリフ好きを公言しておきながら未読だった『だめだこりゃ』は
面白エピソード満載で読み出したら止まらない。
因にビートルズの前座は乗り気ではなかったようだ。
その他、谷崎、横溝の小説と白土の漫画、
山達やジャズのCDは全て中古で購入。
ジャネット・ケイの音が恐ろしく80sで笑えた。

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椎名誠のSF作品だけは新刊で購入。
長編は『武装島田倉庫』以来か?
未読だが、あの世界観に触れられると思うと楽しみ。

昨晩は江戸川乱歩の美女シリーズ『悪魔のような美女』を観賞。
黒蜥蜴・小川真由美の妖艶さに痺れた。
今年で70というから当時は40くらいか…。
不自然に紗がかかった演出がご愛嬌。
このシリーズのジェームス三木脚本にハズレなし!

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2005年8月18日

猪瀬直樹『ピカレスク』

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古本屋で数百円で購入。猪瀬直樹の本に
触れるのは『ミカドの肖像』以来。
ジャンルとしてはノンフィクション作家が
書いた小説という事になるのだろうか。
膨大な資料をもとに太宰治の遺書の謎に
迫ると書いてある。

一読して章の区切り方に難あり。長過ぎて読み辛い。
太宰を中心に太宰が師事した井伏鱒二との関係、女性関係、
数回に渡る自殺の動機などが書かれているが、主人公の描写が
全く生きてこない。およそこの人の書く文章は
ドキュメンタリー色が強くて、誰にも感情移入が出来ないのだ。
二読して井伏を糾弾するのはよしとしても、そこまで
非がある訳でもないだろう。井伏だって作家なのだから
常識人である筈がない。
三読して曰く「性格の悲喜劇というものです。
人間生活のそこには、いつも、この問題が流れています。」
小説なのかノンフィクションなのかはっきりして欲しい。
その謎を確かめたくて、また読み返してしまいそうだ。

それにしても日本の作家の中で太宰ほどスキャンダラスな
人生を歩んだ人はいないのではないか。だから21世紀に
なってもこのような評伝が刊行されるのだし、
河村隆一主演で映画化もされるのだ。映画は未見だが、
終生見る事はないだろう。そして、その生きざまは
破滅型ロックンローラーにも似た痛快さもある。

もちろんそんな生きざまよりも、僕は太宰の筆致に惚れ込む。
例えば『新釈諸国噺』は井原西鶴の古典をもとに太宰流に
アレンジしたカバー集であるが『破産』など息もつかせぬ
テンポで一気に引き込まれる。意識的に読点を排除した
絶妙なリズムが小気味好くて、何度読んでも巧いと
膝を打ってしまうのだった。

「作品が全てである。」とは坂口安吾のことばであるが、
まことに作家ならではの意見で、そうあるべきだと思う。
しかしそうあるべきだと思いながらも、我々はジョン・レノンや
ブライアン・ジョーンズの伝記を読みたいと思うのも事実なのだ。
表現者が人に与える影響というのは作品だけに留まらない。
善行でも悪行でも。ましてその人物が他界してしまったら
尚更の事。ただ伝記を読んで「はぁ」「へぇ」と感心するだけで
いいのだ。話半分で聞き流す位で丁度いいと思う。
それ以上を求めるファンには『ピカレスク』はお薦めしない。

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2004年12月 9日

夏目

漱石の「三四郎」を読み返していると、
汽車の窓から食べ終わった弁当を放り投げるシーンが
当然の如く描写されていた。明治の頃にはそれが
普通の事だったのだなと実感。マナーとかモラルは
時代によって推移していくものだ。物語は主人公が
受動的過ぎて僕にはあまり面白くない。

所謂三部作の中では「門」が好きだ。
後ろ暗い過去をもつ夫婦の日常の断片が描かれている。
全体的にトーンは暗いが、読んでいて落ち着く。
枯れた味わいといったところ。

「それから」は映画も観た。主演は松田優作。
藤谷美和子、小林薫に笠智衆も出てる。
とっても80’sな配役。この作品の藤谷はいい。
小説のラストシーンはとても視覚的なのに
映画ではあっさり終わってるのが不満。

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